確認実験 Confirmation run

パラメータ実験終了後、感度やSN比の要因効果図から最適条件を選択する

望大特性や望小特性であれば、感度で選択してかまわない。

現行条件と最適条件での改善度(利得)の推定を行う。推定での改善が得られ、その最適条件を採用する場合は、現行条件とその最適条件で実際に確認実験を行う。それが確認実験。

想定外のノイズに対してもロバストになっているかどうかを、技術者が勘で選んだノイズでも改善しているかどうかを確かめるのが確認実験である。

想定外のノイズは技術者にはその項目も変化幅も不明なので、たとえ多くのノイズを調合したとしてもそれは技術者が選んだ1つのノイズでしかない。

制御因子間の交互作用が無ければ改善できない。

安定性を改善するには制御因子とノイズ因子との間に交互作用がなければ改善できない

大きな交互作用も最適水準は固定するので問題にならない

ここでノイズとは実は、温度や劣化による制御因子の水準の変化である。

つまり制御因子間の交互作用が無いと安定性は改善できない。

 

言い換えると、再現するような条件では大きな改善はできないということ。

 

 

再現性:

推定による利得と確認実験の利得が一致することが望ましいが、改善していればOKと判断する。

それより良いSN比の条件が実験データに含まれている場合は、それも候補として検討する。

制御因子間には交互作用を利用することになるが、

 

計測の精度不足 (実際には改善しているので確認実験をN増し)

 

 

再現しないような因子を選んだ方が良いので、交互作用のありそうな因子で実験するので、

組み合わせ実験が必要。