DMAIC(ディーマイク)

プロジェクトの内容により改善ステップは何種類かある。特に、上流(企画や開発など)でのプロジェクト(DFSS:Design for Six Sigma)においては使い分けされることがあるが、その定義が日本人には区別困難なため、全てDMAICと読み替えることもできる。

代表的なDMAICについて説明する

問題の絞込み   Define

 目標Goal 設定:理想を考える、挑戦的な目標設定

 目標を何で測るのか

 ベンチマーク 他との比較

 達成の手段は

 効果をQCDS と金額で推定

 最高のメンバーを決定:プロジェクトのための独立したチームを作り、その評価はチャンピオンが行う

何を測るのか?Measure

 お客様満足度QCDS を示す指標は何か

 性能、苦情率、処理時間、納期、費用など

 目的や理想とのズレを示す指標

 その指標は信用できるか(精度の確認)

 客観的かどうか?

 計測バラツキ(繰り返しや人による差)は?

 簡単に測れるか?

 後工程の意見も聞く

 言語データより数値データ

調べる Analyze

 結果Yに影響のあるXは何か

 影響の大きい原因がばらつくと結果がばらつくことになる

 バラツキの改善に着目する

 全体的(平均的)なサービス向上は重要だが、そのサービスがばらついていたら?

 日によって、 担当者によって、 お客様によって、 製品によって

   できる時とできない時がなぜあるのか?  バラツキの改善はあまりコストがかからないことが多い

 2段階(2ステップ)の改善

  1.バラツキの原因を探り改善する

  2.最適な状態に合わせる

改善の持続 Control

 改善が永続的となるようコントロール

 原因X の管理

 作業標準、手順書、図面、規格設定

 結果Y の監視

 みえる化、管理巾の設定、運用マニュアル

 異常対応、定期診断

 ISO 文書への反映

 水平展開 関連部署への連絡

 

 改善内容の記録保管