勘と経験と度胸(KKD)ではなく、信頼できるデータを集め、正しく分析を行い、客観的な判断を行うこと。
SixSigmaのステップに沿ってプロジェクトを進めれば、誰でも早く改善にたどり着くことができる。
このプロジェクト経験で得た知識は、日常の課題でも活用できるようになる。
SixSigmaで使われるツールの多くに統計知識はとても役立つ。そのいくつかを示す。
統計ソフト:PCと統計ソフトを利用することで、高度な統計知識を習得しなくても、データから正しい判断をすることができる
SixSigmaでは、Minitab や StatWorks の市販ソフトが使われることも多いが、高額なため全社員へのツールの普及は困難
Excel版統計ツール Basic_stat は有効となる。
Excel(表計算ソフト):データの取得はExcelで代表される表計算ソフトで収集されることが多い。
表計算ソフトも基本的な分析機能はあるため、その活用知識も重要である
品質工学手法:実験計画法を活用したパラメータ設計やMT法など、特に上流の設計段階での改善に役立つツールが多く、開発設計者には必須のツールである
TOC(制約理論):ボトルネックを悪と考えず、ボトルネックに着目し、それを管理、活用することでアウトプットを最大にできる方法を示し、課題解決の優先順位を明確にする。