■許容差設計Tolerance design
ロバスト設計後に、直交表を用いて経済的な部品公差巾を決定する
主に2水準系の直交表を用いる
最適水準の周辺で許容差程度の水準を振り、出力の変化を調べる
水準の振り巾が小さいので因子間の交互作用の影響は無視できるため2水準系の直交表でもよい
許容差Δを水準にする場合は
2水準では -Δ, +Δ
3水準では -√(3/2)Δ, 0, +√(3/2)Δ
これは、水準の変動の標準偏差がΔとなるように設定する
この水準の振り巾にすると、直交表で得られた結果の標準偏差は、
選んだ因子の許容差による完成品の標準偏差の推定値となる
発生する損失とコストのバランスで最適な許容差を決定する
工程能力Cpmによる管理やモンテカルロ法との比較を解説